第二節 「鯨(ファレナ)の罪人たち」

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脚本:横手美智子/絵コンテ:カサヰケンイチ/演出:イシグロキョウヘイ/演出協力:桜美かつし/総作画監督:飯塚晴子/総作画監督補佐:萩原弘光/作画監督:松元美季、坂本哲也、奥田哲平、小林 理

辿り着いたリコスの島は、まるで廃墟であり、多数の墓標が置かれていた。リコスは、オウニが憧れる外の世界――それは感情のない兵士“アパトイア”が、あてのない戦いを続けているものだと語る。泥クジラに戻った彼らは、砂の海に生息するホシボシバッタが、光を放ち群れで移動を始める「飛蝗現象」に遭遇するが、泥クジラの穏やかな日々は、この日を境に一変する。小型艇に乗った兵士たちが次々と飛来し、無差別に島の人たちを襲撃しはじめたのだった。