用語集

  • 泥クジラ

    チャクロたちが暮らしている巨大な漂泊船。5つの塔のほか、農園や貯水池などがある。内部中央の地下スペースは体内エリアと呼ばれ、監獄として使われている。
  • 砂の海

    水平線の向こうまで広がる砂で出来た海。かつて栄えた文明が滅亡し、その世界を構成していたものがすべて砂や瓦礫になったとの説がある。また、砂の海に沈むと二度と生きて戻れないと言われている。
  • 印(シルシ)

    感情を発動源とする超能力“情念動(サイミア)”を操ることができる人間のこと。能力がある代わり、二~三十代までしか生きられない。泥クジラで暮らす約9割の人間が“印”にあたる。
  • 無印(むいん)

    “情念動(サイミア)”を持たない人々のこと。泥クジラで暮らす人々の約1割が該当する。“印”に比べて長寿であるため、首長をはじめ長老会といった泥クジラの運営に携わっている。
  • サイミア(情念動)

    “印”が有する、念力のような超能力。砂の海へ出たり狩りをしたりするのには欠かせない。感情をその発動源としているが、感情をコントロールせぬまま使うことはタブーとされている。
  • アウラ(念紋)

    サイミアを操る者たちに浮かび上がる模様。身体の表面や頭上、操るものなどにその模様が浮かぶ。サイミアが強いほど、浮かび上がるアウラの面積が大きくなると言われている。
  • ヌース(魂形)

    泥クジラや戦艦スキロスなど、船を砂の海に浮かべる原動力となる心臓のようなもの。人の感情を食べる。すべての船にはヌースが存在しており、ヌースが破壊されると船は沈んでしまう。
    泥クジラのヌースである「ファレナ」は、人の感情を食べられない異質なヌース。

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© 梅田阿比(月刊ミステリーボニータ)/「クジラの子らは砂上に歌う」製作委員会